客先常駐のシステムエンジニアは正社員ですが、派遣と同じ働き方をします。IT関係では自社内勤務と客先常駐の2つがありますが、客先常駐で働くケースは大変多いです。なぜかというと、客先常駐の方が中小企業にとってはとてもメリットがある働き方だからです。
企業的なメリットは自社内でシステム開発するよりも利益率が非常に高いという事です。中小企業では自社製品をゼロから作るのもコストが掛かりますが、客先常駐として派遣して1人あたり月いくらで常駐先からお金をもらった方が利益も出て経営が安定するからです。それから2005年に個人情報保護法が施行されましたが、その影響でセキュリティの関係上プロジェクトで情報等を持ち出す事が難しくなりました。なので、自社開発に切り替えたくてもセキュリティの関係で持ってこられず、派遣した方が良くなり、やめられない一因になっています。
このような、企業側のメリットや自社開発に切り替えたくても出来ないという事で、大半は自社内勤務ではなくて客先常駐になっています。ただし、大きなデメリットとして年齢の問題があり30代から派遣先が減ってしまうという問題があります。派遣先が無くなってしまうと企業側でも持て余してしまう状況になるので、そうなる前に将来を考えて、客先常駐脱出を見据える必要があります。
また、デメリットばかりではなくてメリットもあります。複数の現場に関われるため実力が付き、転職で即戦力とされるため有利になる可能性があるという事があります。このように、メリットを上手く活用すればキャリアアップが出来るでしょう。脱出方法としては転職だけでなく、独立してフリーランスになるなど客先常駐からどう抜け出すかはいくつか選択肢があるので、まずはこの>>客先常駐からの脱出計画<<で情報を得てから考える事をお勧めします。